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山梨県内の産・学・官の食品技術に関する研究集団です。
研究会案内
会長挨拶
この度、
2023年8月9日の年次総会において辻 政雄前会長の後任として、
山梨県食品技術研究会の八代目の会長をお引き受けすることになりました。
何よりもまず、このような名誉ある研究会の会長を務めるにあたり誠に光栄に存じ深く感謝申し上げます。
本研究会が発足した昭和60年代の初代会長は、山梨大学の故中山大樹先生でした。私の東京農業大学時代の博士論文の研究テーマが『有胞子乳酸菌の分類学的研究』で、故中山大樹先生の分離株の整理と自然界からの分離研究で大学から博士号を取得できました。当時は、山梨県に来るとは思ってもいなかったので、これも何かの縁だと思いま
す。
山梨県は、山に囲まれた豊かな自然が特徴で、果樹王国でありブドウ、モモ、スモモなどが全国生産1位、さくらんぼが3位、小梅が6位です。また、日本ワインの生産量も1位であります。食材に関しては、非常に恵まれた地域でもありますので、これらを活用した食品の利用を考えていきます。
本研究会は、食品企業の技術者や企画開発担当者や大学、高校、公設試験場などの研究者や技術者ら140人で組織されている研究会であります。本研究会の活動は、辻 政雄 前会長時代の功績を引き継ぎ、幅広い食情報を提供する特別講演会、最新の食品技術情報を提供する技術講演会、さらに隔年置きに開催する工場見学会が主体であります。特別講演会や技術講演会も、コロナ禍をきっかけに、オンラインが一気に普及し距離感がなくなり、コミュニケーションの大事さに気づかされることとなりました。コロナ禍で得た経験も取り入れながら毎年対面で開催し、議論や意見交換の場を提供します。山梨の伝統食品や新しい加工食品に関してのセミナーを行い、工場見学会も再開したいと思います。
また、2025年には、本研究会設立40周年の節目の年になります。この年には、大きなイベントを考えていますので、皆様のご協力をお願いいたします。
県内には、多くの食品会社がありますがまだ未入会の会社も多いため、是非とも入会してもらい、会員の皆様と共に県内外に県産食品の良さをもっと知ってもらい、山梨県の食品産業が益々発展することを願っています。私は、会員の皆様と共に山梨県の食品研究を通じて山梨県を活性化していきます。
お忙しい中、私のメッセージをお読みいただきありがとうございました。今後とも、山梨県食品技術研究会の活動にご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。。(令和5年年8月9日就任)
山梨県食品技術研究会 会長 柳田藤寿(山梨大学 地域食物科学科教授)
主な活動内容
1.総会及び特別講演会
2.特定技術や安全性に関する講演会
3.工場見学
4.海外研修
5.各種団体との連帯事業
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